ジャニーズのお陰で2020年が「忘れたくない1年」になった

 

 

私は今まで生きてきて、大不況に巻き込まれたこともないし、戦争や紛争に巻き込まれたこともない。比較的平和に生きてきたので、2020年の幕開けとほぼ同時に訪れたコロナ禍は私の人生において大きな出来事だった。

 

2020年3月、私は大学4年生だったので、4年間続けていた部活の卒業ライブはコロナの影響で本番1週間前に大学からの命令で中止になった。

当然卒業式も中止になり、4月から社会人になる苦しみを大学の同期と集まって話すこともできなくなった。

本当に「当然」だったことはほとんど禁止になり、1人で4月の入社を待つことになった。

 

時は過ぎて2020年11月22日、オタク友達と電車に乗っているときに、

今年、すごく楽しかったよね」という話で盛り上がった。

こんなに今までの日常に制限がかけられ、不自由だらけなのに自然とそう思った。たくさんの方々が苦しんでいる中で楽しかったというのはもしかしたら不謹慎なのかもしれないけれど、「こんな状態だから」と多様に私たちに楽しみを作り出してくれたジャニーズ事務所に敬意を払ってそう思うことにした。

 

確実に今年はジャニーズのアイドルに救われていた。

これは紛れもない事実だ。

2020年という、歴史に残るであろう1年間を私がどのように生きていたのか、文章にして残したいと思ったので、1月から振り返っていくことにしました。

 

 

2020年1月

2020年1月を迎えたとき、ジャニーズのKis-My-Ft2のツアーが発表され、あこがれの人に逢えるかもしれないという期待を抱えていた。

私はキスマイと2019年に出会って、辛い日々を助けてもらっていたので、凄く嬉しかった。

大学の同期にも「キスマイのツアーが発表された!」と話し、良かったねと言われたし、絶対に行ってやると思っていた。

 

中国が旧正月を迎えたころ、東京でアルバイトをしていた私に母が「バイト先に外国の人がたくさん来るでしょ。最近海外で肺炎が流行っているらしいから気を付けて」と言ってきた。

 

 

2020年2月

キスマイのツアーの当落があった。

結果は当選。東京ドーム自体行ったことがないし、バンドのライブしか見たことがないので一人で行くのは心細かったけれど、キスマイに逢えるのが本当にうれしかった。

この頃街でもテレビでも盛んにコロナの話題が出始めていた。しかしこの頃まだ部活はあったし、マスクも主流ではなかった。

ニュースでは「ダイヤモンド・プリンセス号」の話題が連日入ってきて、少しずつ異常な事態だと思い始めた。

 

確か2月の最終週に部活の卒業ライブを中止にしろと学校に言われ、不穏な空気が流れ始めてた。ただ、その頃はまだ中止にされることに疑問を持っていた。今とは大違い。

 

2020年3月

3月の初週にあった卒業ライブは中止になったけれど、悲しんではいけないような空気があった。悔しくて泣いてしまうとこの事実を現実だと認めることになると思った。3月半ばにあった卒業式も中止になり、このままどうなるのだろうと思った。

3月の最終週、東京アラートが出て、大学の友人との最後の約束はすべて中止になった。

 

3月25日、楽しみにしていたキスマイのツアーが中止になった。

絶望した。このまま楽しみがすべて中止になるかもしれないのに、あと数日で連日テレビで「危険だ」と言われている東京で働くことが怖かった。

楽しみをすべて奪われて、それでも満員電車に乗って仕事をすることがわからなかった。

 

しかし一つ楽しみが生まれた

ジャニーズ事務所が3月29日からYouTubeで配信ライブをすると発表した。

この状況で批判されないか、メンバーたちは大丈夫かと心配になったが、社会人になる前の最後の楽しみになったし、「あと何日だ!」という久々の感覚になった。

 

3月25日、初の配信ライブが始まり、「アイドル達がキラキラしている」という事実に涙が出た。

キスマイはおそらく4月からのツアーでやろうとしていたんだろうなという曲をやっていた。

ジャニーズJr.のTravisJapanは山P先輩のバックを立派にこなしていた。

SixTONESの"Laugh" In the LIFEの中でジェシー

「皆さん、負けるなよ 笑顔忘れずに!」

といったところで号泣した。(今も見直して泣いてる)

確かに最近暗くなるばかりで笑ってなかったな、と思ったし、ジャニーズの人たちは私の希望だと思った。

 

あと個人的に「ハケンの品格」というドラマにTravisJapanの中村海人くんが出るというニュースを見てはっきり「この人の担当になろう」と思えたことは大きな出来事だった。担当になるきっかけは人それぞれ

 

 

2020年4月

正直あまり覚えていない。

中村海人くんの誕生日に1話放送が決定していた「ハケンの品格」はコロナの影響で撮影が止まり、延期に。

色々なことが制限されてるのに、それでも電車に乗って会社に行くストレスで記憶があいまい。人はあまりに辛いことがあるとそこの記憶が抜けることがあると聞いたけれど本当かもしれない。

 

 

2020年5月

この頃はもうはっきりトラジャ担になっていた。というのも、自粛期間中にジャニーズJr.は毎週更新のユーチューブもあるし、IsLandTVはJr.はみんな鬼の更新率だったので嫌でも見るし、どんどんのめりこんでいった。

あとはTravisJapanが5月から毎日メンバー交代でInstagramでテーマに沿って写真を投稿してくれた。これは1週間体験するとわかるけれど、2週目から気づけば毎日「今日の21時に〇〇くんの写真が投稿される」という喜びが習慣化され、些細なことだけど毎日朝起きる喜びを作ってくれていた。

 

 

2020年6月

ハケンの品格」が無事始まって毎週水曜日に楽しみが増える。三田くんを演じる中村海人が、一生なることのない「新卒」を演じ、その姿を見られたのはなんだか感動した。

この頃3月から会えなくなっていた大学の友人と会い、その日に「HappLiveWithYou」のタイムテーブルが発表される。

悩んだ末にジャニーズJr.の日を購入。水曜、木曜に加え、この日も楽しみになる。

 

ライブ当日、ファンファーレの音が止んだ後に「Can!do!Can!go!」のイントロが流れ、TravisJapanが出てきた時に泣いた。そのあともたくさんのアイドルが自粛期間中にも関わらないくらいの輝きで登場してきて、あまりに綺麗すぎて泣いた。

Hi美の「みなみなサマー」の猪狩君の歌詞変更に泣いたし、美 少年の「Cosmic Melody」も感動した。TravisJapanがカバーした「Entertinment」も感動したし、新曲も感動した。とにかく感情が揺さぶられるのが久しぶりすぎて生きてる感覚をここで感じた。

 

 

2020年7月

ある日の昼にサマパラ配信のお知らせが来た。

まさかのTravisJapanはソロコンに驚いたし、中村海人バックなしにもっと驚いた。

その日から、いかに平日のライブを見るか考えたり、何公演見るか考えたりして、半月ほど遠足の前状態になった。

思えばこの頃からじゃニースのアイドルからの供給のお陰で、心が安定していた気がする。 

 

あと、7月31日に美 少年主演の「真夏の少年」が始まった。

 

2020年8月

8月1日。トラジャ担の夏が始まった

私は結局中村海人2公演、元太1公演、松倉1公演、宮近2公演見た。内容を書くと長くなるので書かないけれど、「配信ライブの良さ」を痛感する時間だった。

コロナ禍でライブができない。それを強みに変えたような斬新な演出(距離が近くて付き合っているような感覚になる、オタク全員最前列等)で、

生のライブは良いのだろうけど、これはこれですごくいい」となった。

とにかく「コロナ禍だからできたこと」なのだろうと思ったし、本当に毎日楽しみで仕方なかった。

そしてさらに中止になっていたENTER1234567が配信ライブになることが決定した。

 

2020年9月

ほぼ幼馴染の友人の友人にトラジャ担がいることが判明して、幼馴染づてで知り合う。

同志に出会うとオタクは加速する。9月1週目で会ってデュアルで「ぷれぜんと」を見せてもらい、ENTERの配信を一緒に見る約束をする。

配信ライブの良いところって少し気になってる人も購入して視聴できるし、当落がないので全員見られることだと思う。

ENTERはすごく楽しかったし全公演見た。これは配信にならなかったら見られなかった(おそらく映像化もない)と思うと怖くなった。

生で見るライブの強みと、配信ライブの強みは全然違うので、この短期間でこんなものを作り出したトラジャはすごいと思った。

 

あと特筆すべきは7月末から毎週の楽しみになっていた 少年主演の「真夏の少年」が終わった。戦争のことを大学では勉強していたので割と入れ込んでみていた。

なんというか、幼い頃からジャニーズの世界にいるこの少年たちは、おそらく私たちが過ごせた「学生としての青春」は奪われていたのだろうと思う。なので、この夏ずっとそんな少年たちがひたむきに青春している姿を見られて感慨深い気持ちになった。

美少年はキラキラしていた。

 

 

2020年10月

10月27日、仕事中に「虎者の中で全国ツアーのサプライズ発表があった」と知る。

エンター終了後から楽しみを失っていた私はまた生きる希望を見つけた。

 配信ライブがずっと続いていたので何もない期間が少し辛かった。

 

2020年11月

元太、朝顔の1話目出演。しめちゃん、ライアーライアー出演発表など、個人仕事の発表が多くてうれしい。

9月にできた如恵留担の友人による如恵留くん誕生日会を開催する。

こういうのって1人じゃできないし、まずジャニーズを好きじゃなかったらできないよなと思う。

 

 

2020年12月

ここで12月に戻ってこれました。

本当に濃い1年だった。こんなに苦しいことが起きているのに、12月現在、

やっぱり「すごくいい一年だった」と思えている。それは紛れもなくジャニーズ事務所と、ジャニーズのアイドルの方々のおかげだと思う。

 

人は楽しみがなくても生きることはできるけれど、生きる意味があるかといわれると「ハイ」とは言えないと思う。まさに4月ごろはそのような感じでずっと陰鬱な気持ちで、苦しかったけれど、アイドルがキラキラしているだけでこんなにも素晴らしいのかと再確認した。

キスマイ、もとい舞祭組が私をジャニーズに導いてくれて、2020年はSNS上ではあるけれど声をかけてくれる人たちと出会えた。そんなキスマイが可愛がっているTravisJapanと出会って友達が増えた。

 

やっぱり2020年を「いい一年だった」と締め括るには苦しんだ方々が多すぎて難しいけれど、そんな状況に光を指してくれたジャニーズ事務所、ジャニーズのアイドル達、TravisJapanの皆に、「あなたたちのおかげで忘れたくない1年になりました」と伝えたいです。

 

2021年、まだ未曽有の出来事の渦中ですが、もっと良い一年になる気しかしません。

よろしくジャニーズ!

 

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ありがとうTravisJapan!

 

2020.12