あなたは私の青春そのもの

 

 

 

何度も何度も書いては辞めて、書いては辞めてを繰り返している。

けど、どうしても自分の考えることや心の整理をしたくて何度も書く。

 

何処からこうなってしまったのだろう。

何度も何度も考える。

 

今の状態でも楽しめる人や応援できる人がいることはよくわかる。

私もしばらくは楽しめていたし、いつか彼らが帰ってきたときに「彼らの日本での住所を守る」ためにも、応援する気持ちをSNSを通じてできるだけ発信しようと思っていた。

 

 

彼らが渡米している間に、自担も自分も25歳になった。

この間大学の同期と集まった時、「この年になると、今までなんとか歯車のずれを修正して関係を保っていた人とのずれがはっきり分かるようになって、急に無理になることが増える」という話で盛り上がった。

ある程度今後も集う人間が精査される年齢だよね~と愚痴りあったが、今回のこともちょっと近いのかもしれない。

 

いつからとか、きっかけはとかではなく、少しずつずれていった歯車が一気に合わなくなって別の道を進んでいっているだけかもしれない。

でも、私にとって3月3日まで彼らの目指すもの(目指していると表明していたもの)と、自分の解釈のずれが生じていると感じたことはなく、一緒の列車に乗っていると思っていたので、いまだに歯車がずれていたことに心がついていかない。

 

正直、「渡米行き全世界配信デビュー列車」だとわかって列車に乗るのと、「国内活動行きCDデビュー列車だと思って乗ったのに行き先が変わっている」のは全く違うと思う。

「国内活動行きCDデビュー列車だと思って乗ったのに行き先が変わっている」場合の、行先変更後に乗るなら「そういうものだ」と思って自ら乗るので満足に応援できるだろう。

「彼らは国内にいたときから海外で有名になりたい!と言ってたのに心が狭すぎる!」という意見も見たが、その時点では「国内活動行きCDデビュー列車」に乗っていると思っていたので許してくれよ…と落ち込む。

 

 

「渡米の話が出たのが2年前くらい」

これが本当だとしたら、彼らが2年かけて決心したものを、我々がたかが半年で心に落とし込めるわけがない。

色々なインタビュー記事があるし、ブログもSNSもあるけれど、どれを辿っても彼らの真意に辿り着くことはできないと思う。

だから、「2年前」も「僕らが志願した」も真実かなんてわからない。

 

 

 

私がこれまでの応援していた2年弱での反省点を挙げるとしたら、「寄りかかりすぎ」「信じすぎ」だと思う。

アイドルの応援なんて楽しければいいし、片手間で良い。

何かと並行で楽しんでいいし、音楽を聴くだけ、バラエティを見るだけ、気に入ればコンサートに行けばいい。

今思うとそうなんだけど、ジャニーズJrという不安定な立場と、「夢があるから支えてほしい」と言われる状況に置かれると、そんなライトな応援はまず無理だった。

 

度々自担が言っていた「みんなの声で俺らがデビューできるかもしれないから!」みたいな言葉を思い出す。2020年虎者だったかな。

これに感動していたら、「ファンがここまでしないとデビューできないのも異常だし、それに頼るのもすごいな...」という意見を見た。

その時は支える気満々だったし、自担のお願いにそんな意見があるなんて!と盲目一直線だったが、今考えると至極まともな意見だと思う。

 

依存関係のようなものを作り上げ、「自分が頑張ることで彼らの夢(CDデビュー)が果たせるなら!」と血眼になった我々。

他のジュニアGがどうかは知らないが、私が見てきたコミュニティはこんな感じだった。

ホストにハマるとか自分には無縁だろうな~と思ってたけど、あの環境ってちょっと似てるんだろうなと思った。

 

 

あとは掛け持ちグループを作っておけばよかった。

渡米直後、ケガしてるのに松葉杖を急に奪われたみたいな気持ちになった。

掛け持ちが悪みたいな扱いされてるけど、絶対に支えは分散させた方がいいし、一個当たりの比重を軽くした方がいいと思う。

ずっとトラジャの単独に行くことを夢見てたし、次の単独でそろそろデビュー発表か…?と淡い期待をしていたので、それを急にすべて絶たれたときの絶望はとんでもなかった。

今年一年、まだ終わってないけど確実に3月3日と3月4日が一番つらかったと思う。

年明けすぐに「寅年!俺らの年!デビューするぞ!」と宣言した彼らを見ていたけど、その時にはすでに色々決まっていたんだな~と思うと本当につらい。

 

今ですら若干辛い。

単独コンサートを日本でやる予定や、日本に拠点を戻すことが無いのか、オリジナル曲を日本語に戻してくれるかとか、教えてほしいことはたくさんあった。

けど、あちらも商売なので「ない」と言ってしまえば財源が減る。そうなりそうなことはしない。

さっさとないならないで殺してくれ…と思うけれど、半殺しで数か月過ごす辛さよ...

 

 

 

あと、一番つらいのは段々彼らがいない日常が「大丈夫」になっていったことかもしれない。

正直、今は日本で活動していないことに対し、大丈夫だ。強がりとかじゃなく、自立できるようになってる。

 

きっかけ。文春からの翌朝メールでデビュー発表かもしれない。

あそこで吹っ切れた感じがした。

そこで自分のトラジャへの原動力が「応援」とかじゃなく「未練」だったことにうっすら気づいた。好きだったときは「応援」してたけど。

 

ここまで応援してきてデビュー発表されて感極まる彼らを見ずに去るのは、、と思っていたけれど、自分の想像とは全く違う方向から脳みそをぶん殴られ、「あ、これで成仏できる」と思えた。

 

 

何度もパラレルワールドを想像した。

3月3日に5月からのアリーナ全国ツアーを発表、

8月デビュー発表、12月デビュー。

なんか、3月3日から集団でわけわからないパラレルワールドに飛ばされた?って感じ。

 

残念ながら現実なので受け入れるしかない。

「メールでのストリーミングデビュー発表」を受け入れるしかない。

友達にはCD買って取り込むの面倒だからいいじゃん!と言われたので、これに関しては人それぞれだなあ、と思った。

 

 

もはや何が辛いのかわからないけれど、供給元が想定している顧客から自分が外れているならば、新たに自分が理想とする供給元を探すまでだ。

 

一つ後悔があるとするならば、あんなに熱望した自担のデビュー発表を見て、歓喜もせず、泣きも笑いもできなかった。

それが見たかったけど、もう戻れないし、あと数日後には全世界ストリーミングデビューするらしいから、時の流れに身を任せるしかない。

 

 

 

「推しは推せるときに推せ」って、グループが解散した時に必ず誰かしらがツイートしてバズるけど、本当にそうだと思った。

こんなこと、表立っていうことでは決してないけれど、こんなことになるならJr最後の単独だって積んででも入ればよかった。

「どうせ次もあるだろうし」と思ってたけど、次なんてなかったし、次があってとしても彼らが当時と同じ人間なわけないし、自分も同じ人間なわけない。

その時にしかないものを何としてでも見ておくべきだった。

 

 

色んな後悔から、「人生一回きりだから!」をモットーに、興味がある現場はなるべく応募するようになった。

自分だってアイドルだって、生まれ変わったら同じ人間には生まれないなら今のうちに堪能しておこうと思う。

 

 

渡米後、2つほかのグループのコンサートに行って、あーコンサートって楽しー!と思えたし、今後もコンサートがあったら申し込んでみよう!と思えるグループにも出会えた。

 

けど、もう中村海人以上に好きになるアイドルはいないんだろうな~と思う。

 

 

応援するぞ!って思った日も、コロナ禍に上げてくれたウナギを食べる島動画も、インスタリレーも、ソロコンも、全てがキラキラしてて大事な思い出だなあ。

もっと早く知っておけばよかったとも思ったけど、私はあのタイミングだったからよかったんだろうな。

ここまでどっぷりはまったのも中村海人だったからだろうなと思う。

 

 

今は若干トラウマっぽくなってしまって、写真を見たり動画を見たりできないけど、いつかちょうどいい距離で応援できるようになったら、その時また応援できればと思う。

 

 

 

この半年間で、ちょうどいい距離での応援を学んだ。

アイドルとファンなんて都合のいい関係でいられる最高なものなんだから、それを存分に利用しなければ。

辛いときには支えてもらって、笑い時には笑わせてもらって、買いたければ買う、いらなければ次回に期待、みたいな。

振り回されて落ち込んで傷ついたのは結局寄りかかりすぎたんだな、と反省した。

 

こんな感じだと怒ってくる人もいそうだけど、私は「楽しくオタクする」を大事にしようと思うので、今後はいろんなアイドルをちょっとずつ楽しもうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2022.10.24