「THE SHOW」に寄せて

 

 

※ネタバレあります。

 

 

 

 

最近、渡米発表からもうすぐ一年か~と思った。

もう一年、いや、やっと一年。

 

 

この一年で感じた寂しさ、悲しさ、苦しみ、小さな感動、いろんな感情があるけれど、全然まだ「過去」にできていないと思った。

 

渡米発表後に自分で書いたはてブロには「早く未来に行ってあの頃はいろいろ気にしすぎだったと思いたい」というニュアンスのことが書いてあったけれど、正直まだそんな気持ちになれていなかった。

 

コンサートの発表も嬉しかったし、行けることになったのも嬉しかったけれど、当選発表からコンサートまでの期間でわくわくすることもなかったし、グッズも買えなさそうだ、、と、なぜか裏切られた気持ちでいた。

 

 

 

コンサート前日。

「2年くらい応援していたJr.のデビューコンサートに行くのかあ」と口に出したら無性に嬉しくなってきた。

そうじゃん、私が一番好きなアイドルデビューしたじゃん。

それをお祝いできるのか。

 

これに気づいてしまったから興奮してなかなか寝られなかったし、寝不足のまま新幹線に乗った。

 

 

 

 

開演2時間前、近くの海鮮料理屋さんに1人で行って海鮮丼を食べる。

周りはトラジャのファンだらけで「現場だ、、、」と慄いた。

 

開演1時間前。トイレが並びすぎて間に合うか不安だった。
(この前別のグループのコンサートで尿意に邪魔され集中できなかった)

 

 

トイレも済ませ、発券に向かう。

 

コンサートの醍醐味って始まる5分前と発券されたチケットの表を見る瞬間じゃないですか。

あの瞬間のどきどきがクセになりすぎて現場が終わると「次の現場早く発表して、、、」になってしまう。

 

 

新潟は3都市目だったし隣の席の人たちは何回か入ってたみたいでだいぶネタバレされたけど、今回はそういう人が多いだろうな~とか思ってた。

 

 

 

時間になって照明が消える瞬間の感覚、最高。

 

オープニングが始まって、メンバーごとに写真が出て、ファンの「キャー!」って声、あれめっちゃいい。

 

 

 

 

なんかもう1曲目始まった時、全部ブッ飛んじゃった。

約一年間の辛かったことも悲しかったことも。

 

出てきたみんな、ほんと~~~~~にいい顔してた。

 

コンサート名が「THE SHOW」だし、歌詞も「ファンとトラジャ」の曲だからきっとやると思ったけど、帰国後に聴く「TheShow」、めっちゃ良かった。

 

 

色んな人が言ってるけど、「リムジンに乗って天井から登場する演出」はトラジャだからできるものだと思った。

だって、LAでリムジン乗ってたし。

 

衣装もめっちゃ良かった。

歴代の衣装、さかのぼるほど「ジュニアっぽい」衣装が多いけど、今回はさすがに「大人」だった。

詳細は覚えてないけど、黒いファーとかタキシードとか、スパンコールの黒いスーツと、「20代後半男性~~~!」と思った。褒めてますか?

 

地味に夢のHollyWood、初めて原曲バージョン聴きました。

(2021年の虎者行ったとき、夢ハリやっと生で聴ける!と思ったら謎アレンジだった)

 

色んな音楽があるし、既にいろんなオリ曲があるけど、夢ハリだけはトラジャが歌うべくして生まれた曲だと思った。

やっぱりブラスが分厚い曲がめっちゃ似合う。

売れる曲とかバズる曲とか色々な尺度で音楽は計れるけど、夢ハリだけはそういうところで戦わないでいい曲であってほしいと思った。

 

夢ハリはいろんなところでトラジャに寄り添ってくれたよな~と思いながら見たら泣いちゃった。

 

 

FIRE!!は正直興奮しすぎて気絶してました。

夢?と思ったし、デビューコンでWカイトユニットを選んでくれてありがとう‥しかもキスマイの曲で…とひたすら合掌。

これからもいろんなユニット曲を見たいね。

 

 

Unique Tigersが始まった途端、オタクがバタバタとうちわ出し始めて何?!と思ったけど、うわさに聞いてた「トラッコ」が来て納得した。

私は賛成コンうちわしかないから静かに眺めるか…と思ったら

宮近さんと松倉海斗のトロッコが私のレーンに進んできた。

 

 

助けて~~~!!!!

中村担兼トリプルカイト厨だから、正直この三人の誰かが近くに来ればいいやと思ったら、、、、、こんなご褒美、、、、

 

これもうわさに聞いてた宮近さんの気まずそうな顔、しっかり見れました。

私の横を気まずそうに通過する宮近さん。

待って、もしかして松倉海斗、この辺で止まる、、、?と思っていたら、

本当に真隣で停車。

マジでマスクがあってよかった。開いた口が塞がらない。

真隣だったからもはや松倉くんの顔は見えないレベルで真上に松倉くんがいたけど、真下からでもわかる発光具合と二重幅、肌の綺麗さで「チケ代これで元取ったな~」と思った。

中村海人はひとブロック隣にいたが残念だけど、この距離で松倉海斗を見れたら何も文句はございません。

 

 

VOLCANOは「元太頑張れ~~!!」の気持ちと、「この訳のわからなさ、ジャニーズだ、、、」の気持ちでめちゃくちゃになった。

凄く格好いいのにめちゃくちゃ面白い。けどこの面白さって本人が本気で挑んでくれてるから沸き起こってくるやつだよな…

家に帰って家族に和太鼓が出てきた話をしたら「ジャニーズってよく和太鼓出てくるよね」と言われた。裸ではなかったけどね…

 

 

Namidaの結晶ってフルで聴いたことほぼないんだけど、後半にあるEDM Remixみたいなところが一番格好いいよね。なのにほとんどラジオでも使われない。無念。

 

 

NeverMyLoveは聞いた瞬間「ジュン~~~!!あいつ~が死んだ朝~」になったんだけど、少年たちの最後の曲であってます?

A.B.C-Zって曲が良いですよね。

 

 

今回何回かイントロで知らない曲?!になったけど「上を向いて歩こう」と「JUST DANCE!(哀愁バージョン)」だった。わかるわけない。

 

 

新曲も良かったし、WODのパフォも見れてすごく良かった。

これも「トラジャだからできる構成」だよなあ。

いつか「BSフジコーナー」とかほしいな。

 

 

 

最後のMC。

中村海人が「だって好きだべ?俺のこと」というなんとも中村海人らしい言葉を言って客席から歓声が上がった時、泣いてしまった。

 

これだよあたしが一年間見たかったもの。

好きなアイドルが、ファンに歓声を浴びてる姿。

 

 

私が渡米期間中に上位で辛かったのは、フェスに参加している映像と、WODの野外ステージだった。

横アリでペンライトの光に溺れる彼ら、東京ドームで踊る彼ら、歓声を浴びる彼ら。

パフォーマンスは何一つ変わっていない(むしろブラッシュアップされている)のに、まったく違うものに見えてしまって、まるで彼らは輝いていないのではないかと思わされてしまって、本当につらかった。

 

良いショーは良いパフォーマンスと、良いステージと音響と、良いファンから成されるということがよくわかった。

 

 

「アイドルとは」。一年間すごく考えた。

ファンサをするだけがアイドルではないし、歌って踊るだけがアイドルじゃない。

アイドルがアイドルであるには、「歓声と光」がなくちゃだめだと思った。

歓声も、すごいパフォーマンスをしたときのフー!みたいなやつじゃなくて、黄色い歓声。

 

確かに今回ショーっぽかったし、見せる演出も多かったけど、「歓声と光」に包まれる彼らは寸分違わずアイドルだった。

 

 

渡米期間中から2月19日まで、4回くらいほかのグループのコンサートに行った。

凄く良かった。私の人生のハイライトに入るだろうなと思うくらい良かったコンサートもあった。

けど、「負けそうなときは今日という日を思い出して」の「今日」になるのは、トラビスジャパンのコンサートしかないと思った。

 

 

 

今後また遠くの国に行ってしまうかもしれないし、「アイドル」ではなくなってしまうかもしれない。

けど、2月19日に私が見た景色は一生忘れたくないな~と思った。

 

 

 

2023.02.24