非ジャニオタのキスマイ沼落ちまで

私がキスマイに、ジャニーズに沼落ちするまで

1.経歴

まさかの私の経歴からですが、中学生の頃にRADWIMPSBUMP OF CHICKENにはまり、ずっとロックバンドばかり追っていました。そのためジャニーズとは全く無縁の生活をしていました。

中学、高校と確かに周りに嵐のファンやNEWSファンがいて、いつでもジャニーズに落ちられる環境ではあったものの、ロックバンドが好きだったせいでアイドルソングに抵抗があり、一切興味を示しませんでした。

 

大学では軽音楽部に入り、東京事変椎名林檎、きのこ帝国…みたいな日々を送り、

放課後は週に何回か集まってスタジオでバンド練習、夏は避暑地でみっちり合宿!という、まさしく思い描いていた大学部活生活を謳歌していました。

 

2.キスマイBUSAIKUとの出会い

時は流れ大学2年の夏ごろ、おそらく厳しい部活のストレスによって、慢性的な不眠症に悩み始めました。

なかなか寝られない日々を送り、毎晩おもしろ動画クリエイターの方々の動画を見てリラックスして寝てみる、を繰り返していました。

 

さらに時は流れ大学4年の夏、ツイッターで「これマジ面白い!」みたいなツイートを見かけました。それは「舞祭組の軌跡」です。

さすがはテレビを創る方が面白いところだけを集めて編集した動画、衝撃が走るほど面白かったのです。

その2分20秒の動画を何度も繰り返し見ては大笑いしていました。

 

とある夏の夜、日課の寝る前のYouTubeサーフィンをしようとしたときにふと、

キスマイBUSAIKUの動画ってあるのかな

と思い検索してみました。

すると代表的な「プリクラを撮る」回や、観覧車の中でかっこいいキスなどが上位に出てきて、時代を感じる髪形や、本気でやってるの?と思うような下位の人々の行動を見て、「まだまだ面白い動画がたくさんあってよかったー」と思っていました。

 

そしてその日は爆笑したからかすぐに寝られて、私の中でナイトルーティーンになっていきました。

 

よくある非オタパターンで、4位以下が面白いからそこから見るというムーブをしていた私がコロッと沼に落ちたのは、「お弁当を作る」回です。

 

お弁当の回は舞祭組の面々が上位を埋め尽くした回でした。

多分この時から無自覚舞祭組担だったのだと思いますが、いつもブサイクの烙印を押されていた彼らが立派なお弁当を作り、上位をとって喜んでいる姿を見て、

何とも言えぬうれしさを感じていました。

さらにそれだけではありません。私をキスブサに導いてくれた「舞祭組の軌跡」を見直したときに、冒頭の舞祭組の4人の寝顔の美しさに気づいてしまったのです。

 

中でも私は、存在すら知らなかった横尾渉という人間に興味を持ち始めました。

強面で、彼女が自分のケータイを見ていたら本気でキレるし、異常に滑舌が悪い、しかも歌も凄い。

なのに母性溢れるお弁当を作るし、彼女が残業で疲れてたらさっぱりブイヤベースを作る。彼女が風邪をひいたら素敵なおかゆを作り、ふーふーして食べさせてあげる。

もともと細くて背が高い人が好きな私は崖から落ちるように横尾渉に落ちました。

 

そこからも「キスマイ面白いからすきー」くらいのモチベを保っていましたが、決定的だったのは、「裸の時代」を読んでからです。

あまりの苦しさに何度も涙を流しました。

 

もしもパラレルワールドがあったとして、ほかのメンバーはその世界でもアイドルをやっているかもしれない。しかし、横尾渉はもしかしたら別の世界ではアイドルをやっていないかもしれない。

 

なんとなくそう思いました。

現実世界でも「あの時こうしていれば」「あの時こうなっていたら」ということはたくさんありますが、彼はその小さな出来事が少しでも変わっていたら、今表舞台にはいなかったのではないか、とまで思いました。

彼は実は脆くて儚くて、それでもアイドルをやっていてくれている。

そのおかげで、私は彼らに出会えたし、私は元気になっていった。

そう思うと、この出会ってから数か月の間で調べただけの情報だけれど、今日まで応援し続けて、彼を支えている世界中のファンにありがたいな、という気持ちになりました。(重い)

KisMyWORLDのメイキングの時の玉森さんの

「俺はジャニーズのためにすべてを捨てた」という発言に衝撃を受けましたが、

実際そのくらいの覚悟をそれぞれが抱えているんだろうな、と思いました。

もし一般人だったらみんな結婚してるんだろうな、とか、大手を振って外で遊べるんだろうな、とか。それでもアイドルを続けてくれて有難い、普通のことではないと感じました。

 

アイドルだって人間なんだ

 

そう思わせてくれたのが横尾渉という人間でした。

 

それから「わっ!と驚く第一笑」のDVDを購入し、舞祭組のアイドルの姿を見ましたが、4人とも見たこともないくらいキラキラしていました。私は舞祭組村の時のにかちゃんのビジュが大好きです。

 

私にはずっと趣味を共に共有して楽しんでいた小学生からの友人がいて、お互いアンチジャニーズみたいな感じでしたが、ジャニオタの楽しさを共有したいと思い、その子にカミングアウトしてみました。

 

「私最近キスマイにはまってて、、」「私も実は、、」

と、偶然にも同タイミングで他グルではあるもののその友人もジャニーズにハマりそうとのことがわかり、二人で手をつないでジャニーズ沼に飛び込みました。

 

すべてはタイミングが良く、初めてキスマイ超BUSAIKUを録画したのが、「みやっちディープキス顔事件」の回で、面白いものが大好きな私はそれを見て大笑いし、エンディングは当時HANDS UPだったので、「ジャニーズってこんな格好いい曲もやるんだ」となり曲に興味を持ちました。

ツタヤで速攻FREE HUGS!とKis-My-WORLDとYummy!を借りました。これもよかったと思います。舞祭組担としては7人でいるときに格好よくいられる姿がとても嬉しかったからです。FREE HUGS!は特に舞祭組の声を生かした曲が多く、毎日聞いていました。

 

「オタクになるのはいろいろな歯車がそろった時だけ」という言葉を目にしましたが、まさしくそうだと思います。

私の場合、精神的に健康だったり現実に不安要素が何もないときに「舞祭組の軌跡」を見ても、決してハマっていなかったと思います。

「今だ!」というタイミングでキスマイ7人に出会えてよかったと思います。

 

今私は新入社員として働き始め、タイピングの練習のために一度やってみたかった沼落ちブログを作ってみました。

おそらく日を置かずに「TravisJapan編」と「SixTONES編」ができると思います。

 

 

 

 

2020.04.16